WHYTROPHYの本を作りました。

「ロゼット リボンの勲章をさがして」

ロゼットとは何なのだろう、そもそも自分たちが作っているものはロゼットなのだろうか。そんな疑問と向かい合うために、局地的に残っているロゼットやその作り手を訪ねたことを綴っています。

誤解を恐れずに言うと、ロゼットは勲章ではありません。

金色の小さな額は150年前の写真です。戦地へ向かう前に撮っポートレートには、襟がない首元に紐を結んだだけのボウタイ、そして胸には雑に作られたロゼットが写っています。
なけなしのお金で撮った、恐らく人生で最初で最後の写真で付けていたロゼットには、どんな意味があるのでしょうか。
写真家が印画紙に像を焼き付けるように、陶芸家が施した釉が鮮やかに変わるように、WHYTROPHYが作ったロゼットに受け取った人の想いが宿ったら“リボンの勲章”になるのではないか…と思いながら原稿を書きました。

イギリスやフランス、アメリカ、インドなどの“いまを生きているロゼット”、そしてウエディングとロゼットの歴史にも触れた、もっとロゼットが好きになる一冊です。

2015年5月22日発売（双葉社刊）
アマゾン
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